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2007年7月 4日 (水)

反射区の反応

よく、反射区の反応から、身体の悪いところがわかる、と言う人もいるけれど、「悪い。」ということは、「病気である。」ということと同じ意味になってしまうので、スクールでも、悪いと、断言してしまわないように、と、強く、指導している。

もちろん、リフレクソロジストは、診断、判断は、できない。できるのは、医者、治療家だけでもあるんだけどね。

それに、お客様は、「悪いですね。」(弱っている、という意味で言ったつもりでも)と言われたら、すごく気になるはず。いらぬストレスを与えてどうする、とも、思う。

経験で言っても、反射区の状態からすべてがわかることは、まず、ない、と言っていいと思う。

反応のあった反射区や、違和感のあった反射区に相当する臓器が弱っている、疲れている、ということは言えるけれど、それは、ひとつの目安になるだけ。

逆に、なんの反応もなかったからと言って、そこに問題がない、とも言い切れない。

それに、何年も前の症状が反射区に残っている、と言うこともある。

お客様で、15年ほど前の肝炎の名残が反射区に残っていた、いう方もいたし、

脳梗塞2回、心筋梗塞で、心臓が普通の人の半分以下になってしまった人でも、とても綺麗な足をしていて、反射区に違和感も反応も全然なく、施術後も、その足から、そのことがわかった、なんてことはなかった。

大事なのは、リフレクソロジストの役目は、どこが悪いかを探すことではなくて、身体全体の流れをよくすることだと思う。

だから、どこか悪いところだけを刺激する、ということもしない。

身体の不調は、身体のバランスの崩れが原因。(恒常性の崩れ)

身体のバランスを取ってあげるお手伝いをすれば、その方の身体は、自分の力で、回復するものだと思っている。(少なくとも、私の場合)

じゃあ、どうして、反射区別に刺激するのか?と言う疑問が出てくるとは思うけれど、やはり、弱っているところを把握することは、プロとしては、必要になってくる。

お掃除をしていても、汚れのひどいところは念入りにする、ように、トリートメントでも、弱っていると思われるところは、念入りに、または、注意してする必要があるから。

それに、反射区を理解することは、身体の解剖学的な位置も把握していることになるので、ゾーンセラピーとして、反応を理解するときでも、とても大事なことだから。

だから、「反射区からその方の悪いところを把握できないようでは、リフレクソロジストとして、失格です。」なんて、言葉を聞くと、「じゃあ、私は失格だ」と、ちょっと意地悪に思ってしまうのだ。

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